映画｢サヨナラまでの30分｣切ないけれど爽やかな涙。あらすじ・感想

新田真剣佑さんと北村匠海さんが主演をつとめた、2020年公開の映画、

｢サヨナラまでの30分｣

ただの青春ものではない、ただの音楽バンドラブストーリーではない、40代主婦でも心に響くものがありました。

イケメンをただただ鑑賞するだけの映画ではありません。

人の死にどう向き合って前に進んでいくかということも考えさせられます。

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｢サヨナラまでの30分｣あらすじ

ざっくりとしたあらすじがコチラ↓

人と関わるのが苦手で、就職活動もうまくいかない颯太(そうた)。

そんな時、偶然拾ったカセットテープを再生すると、アキと体が入れ替わってしまった！

アキはすでに1年前に死んでいて、エコールという解散したバンドのボーカルだった。

颯太とアキが入れ替われる時間は、カセットテープを再生している間の30分。

バンドをまた再結成させたいアキは、颯太の体を借りてバンドメンバーと関わっていく。

そんな入れ替わり生活の中で、颯太とアキ、そしてバンドメンバーに心の変化が起きていく・・

｢サヨナラまでの30分｣予告編

｢サヨナラまでの30分｣おすすめ度

40代主婦の独断と偏見によるおすすめ度がコチラ。

私はけっこう母・子ども系の物語に感情移入してしまうので、世の母たちへのおすすめ度は低くなってしまいました。

青春ものにあまり心が響かなくなってしまった私ですが、仲間の｢死｣を乗り越え前向きになっていく様には心動かされました。

恋愛要素はあまり響かなかったので、キュン度は星1です。

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｢サヨナラまでの30分｣キャスト

宮田アキ	新田真剣佑
窪田颯太	北村匠海
村瀬カナ	久保田紗友
山科健太	葉山奨之
重田光輝	上杉柊平
森涼介	清原翔

新田真剣佑さん演じるアキが、天真爛漫で人懐っこく、魅力的なキャラクター。

その明るい性格のアキが切なく笑う場面は涙を誘います。

新田真剣佑さんの演技力に魅せられました。

北村匠海さん演じる颯太の、徐々に笑顔が増えていく様も見どころです。

ちょっとした注目ポイントは、心境が変化していくにつれて変わっていく北村匠海さんの服装。

始めはボタンをピッタリ首まで止めたポロシャツ姿だったのが、変化していくのを観てみてください。

｢サヨナラまでの30分｣スタッフ

監督	萩原健太郎
脚本	大島里美
プロデューサー	井出陽子
撮影	今村圭佑
音楽プロデューサー	内澤崇仁(androp)

脚本は大島里美さんで、完全オリジナル作品です。

大島里美さんは2017年に｢君と100回目の恋｣や、2019年｢凪のお暇｣などの脚本を手がけています。

｢サヨナラまでの30分｣感想

カセットテープが登場したので、設定は昭和かと思ったら現代でした。

40代にはかなり懐かしい代物。

カチャっとテープを再生する音に懐かしさを感じました。

死んでしまった人と入れ替わるというファンタジーで展開していく物語。

しかしその奥には、いつまでも仲間の死を受け入れられず、前に進めない仲間たちの複雑な感情も描かれていました。

仲間の｢死｣を受け入れて、前に進んでいかなければならない切なさ。

｢死｣を受け入れてもらって、生きていく人を見送らなければならない死者の切なさ。

この2つの切なさに涙します。

そして、北村匠海さんの入れ替わった時の演じ分けにも注目です！

本当に違う人間にしか見えない…

北村匠海さんの歌声もとてもとてもキレイでした。

ただのイケメンを鑑賞するだけの映画ではなかったことをお伝えしたいです。

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