映画「人魚の眠る家」は気持ち悪い?ラスト必見。泣きっぱなしの作品。あらすじ・感想

映画
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2018年に公開された

「人魚の眠る家」

我が子が突然事故によって脳死状態になってしまったら…

「脳死」という難しいテーマが中心となって展開していく物語。

原作は東野圭吾氏の小説「人魚の眠る家」です。

世間では、脳死の娘を甲斐甲斐しく世話する薫子を気持ち悪いという声もあがり、話題となりました。

ラストの決断は、涙なしには見られません。

観ていてずっと辛かったけど、自分の身に起きたらといろいろ考えさせられる映画でした。

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【人魚の眠る家】あらすじ

ざっくりとしたあらすじがコチラ↓

播磨薫子(かおるこ)と播磨和昌(かずまさ)は別居中で離婚を決めていた夫婦だった。

そんなある日、長女・瑞穂(みずほ)は遊びに行ったプールで事故に遭う。

そして回復の見込みはない脳死状態になってしまった。

薫子と和昌は大きなショックを受けるが、一時は臓器提供を決意。

しかし最後の瞬間に瑞穂の手が少し動いたことから、臓器提供を拒否し延命治療を希望した。

そして和昌の経営する会社の最新技術を駆使。

機械で筋肉を動かすなどし、瑞穂の健康状態がどんどんよくなっていった。

薫子は次第に瑞穂が生きているように接し始める。

しかしその接し方は少し狂気をおびはじめ

和昌も薫子の様子に不安を感じ、これでいいのかと自問自答をし始めるようになる。

この家族の結末とは…

【人魚の眠る家】予告編

【人魚の眠る家】おすすめ度

40代主婦の独断と偏見によるおすすめ度がコチラ↓

  • 号泣必至★★★★★
  • 切ない涙★★★★☆
  • 子供に会いたくなる★★★★★
  • 観てよかった★★★★☆

もし自分が薫子のような立場になってしまったらどうなるのだろう。

そう考えると辛すぎてずっと泣いていた気がします。

本当に、子供が今目の前で笑っていてくれるだけで感謝をしたくなる。

とても観ていて辛かったけど、いろいろ考えさせてくれて、観てよかったと感じました

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【人魚の眠る家】作品概要

「人魚の眠る家」は東野圭吾氏の作家デビュー30周年記念作品。

キャスト

播磨薫子篠原涼子
播磨和昌西島秀俊
星野祐也坂口健太郎
千鶴子松坂慶子
美晴山口紗弥加
川嶋真緒川栄李奈

篠原涼子さんと西島秀俊さんは、2006年のドラマ「アンフェア」での共演もしていましたね。

この2人の再共演を観るのはちょっと嬉しかった。

篠原涼子さんはこの映画を振り返って次のように話していました。

「わが子を抱き締めるとき、見つめるとき、話しかけるとき、自分の経験が反映されなかったとは言えないと思います。自然に涙が出てきてしまったシーンもあり、演技だけではない感情がたしかにありました。」

引用:シネマトゥデイ篠原涼子インタビュー2018年11月

そして西島秀俊さんはこのように話しています。

「気持ちを持続できるだろうかと心配して現場に入ったんですが、実際に入ってみるとそんな心配はまったく必要なかったのは驚きでした。むしろ、感情の抑えが利かなかった。何回やっても、感情がどんどん出てくるんです。」

引用:シネマトゥデイ西島秀俊インタビュー2018年11月

篠原涼子さん演じる薫子に、私自身こんなにも感情移入してしまったのは、役者さんたちの熱量も影響したからかなと思います。

スタッフ

監督堤幸彦
原作東野圭吾「人魚の眠る家」
脚本篠崎絵里子
主題歌絢香「あいことば」

原作「人魚の眠る家」の映画化にあたってオファーを受けたのが堤幸彦監督。

堤幸彦監督は「脳死」という重いテーマゆえに、映画化するには難易度が高いと感じたようです。

しかし撮影当時、堤幸彦監督にも8歳の娘さんがいたとのこと。

インタビューでは次のようにコメントしていました。

「逃げるべきではない(中略)。これは、自分たちの足もとにおいても大問題になるようなテーマで。だからこそ、やりたい。」

引用:家庭画報.com堤幸彦インタビュー2018年11月

監督も、自分のことのように考えながら制作したんですね。

だからこそ入り込んでしまう作品に仕上がったのかなと感じます。

そして堤幸彦監督は、今まで培った映像作りのノウハウをフル動員していることから、「自らの集大成」とも発言していました。

【人魚の眠る家】感想

とにかく重い、重かった。

でも観ておくべき作品だとも感じました。

母親なら誰しも「自分だったら」と置き換えて考えてしまうと思う。

この映画に出演した篠原涼子さんも西島秀俊さんも、堤幸彦監督まで「自分だったら」と感情がむき出しになったと言っています。

その1人1人の熱量が、観ているこちら側にものすごく伝わってきたからこそ、いっそう感情移入してしまったんだろうな。

篠原涼子さん演じる薫子が、甲斐甲斐しく脳死状態の娘を介護する様子は狂気を帯びて演出されています。

でも私はそれを「怖い・気持ち悪い」と感じませんでした。

むしろものすごく切ない

その行動や心理がわかってしまうから。

薫子を突き放したところでは観ていられなくて、ずっと薫子のそばで寄り添って観ていたように感じます。

この映画を観た後は、目も鼻も真っ赤でした。

ラストの方の薫子が包丁を持ったシーンは本当に心に響きました。

でも、最後はバッドエンドではありません。

どうにか着地点を作ってくれたことは、観ている側も少し救われたようでした。

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