映画「望み」子を持つ母には怖い物語。ラストに泣いた。あらすじ・感想

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2020年に公開された堤真一主演・堤幸彦監督の

「望み」

原作は、ベストセラー小説となった雫井脩介氏の作品「望み」です。

中学生・高校生のお子さんを持つ親御さんは、より感情移入しやすい作品。

そして感情移入すればするほど、とても怖くなりました。

ラストまで目が離せません。

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【望み】あらすじ

ざっくりとしたあらすじがコチラ↓

建築デザインの仕事をしている一登(かずと)と、校正の仕事をしている妻・貴代美は、何不自由ない幸せな生活を送っていた。

2人には、高校生の息子・規士(ただし)と中学生の娘・雅(みやび)がいた。

規士は高校生に入って熱中していたサッカーで怪我をし、サッカーを続けられなくなってしまう。

その頃から自分のことは話さないようになり、親への態度も素っ気なくなってきた。

そんな中、規士が無断外泊から翌日になっても帰らない日があった。

同日、ニュースで規士の友人が複数人から殺害されたと報道。

そして被害者がもう1人いるという。

いまだに複数人の犯人は逃走中。

警察は規士がこの事件に関与している可能性が高いと言う。

いまだ家に戻らない規士。

規士は加害者なのか、それとももう1人の被害者なのか。

規士の無実を願う父・一登。

加害者でもいいから生きて見つかってほしいと願う母・貴代美。

果たしてこの家族の運命は…

【望み】予告編

【望み】おすすめ度

40代主婦の独断と偏見によるおすすめ度はコチラ↓

  • 展開にハラハラ★★★★☆
  • 母親に共感★★★★☆
  • ラスト泣く★★★★☆
  • 役者の演技★★★★☆

この先はどうなってしまうのかハラハラ。

息子を信じたい気持ちと、でも犯罪者でも生きていていてほしい気持ちに共感してしまってツラかったです。

そんな心労がものすごい母役の石田ゆり子さんのやつれていく演技がリアルでした。

堤真一さんも同じくどんどん髪も無造作になってきて、表情も力なくなってきてたのが印象的。

ラストは泣くのをこらえようと思っても、やっぱり泣いてしまいました

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【望み】作品概要

雫井脩介さんのベストセラー小説「望み」が原作。

キャスト

石川一登堤真一
石川貴代美石田ゆり子
石川規士岡田健史
石川雅清原果耶
内藤重彦松田翔太

堤真一さんと石田ゆり子さんの徐々に疲労していく表情がとてもリアルでした。

役に没頭していたそうで、堤真一さんと石田ゆり子さんはそれぞれ次のようにコメントしていました。

石田ゆり子「試写を観て、こんな顔していたのか…と驚いた場面がありました。」

※引用:movie walker press 2020年10月インタビュー

堤真一「カメラにどう撮られるか、他人にどう見られるか、考えていられない域になっていました。」

※引用:movie walker press 2020年10月インタビュー

表情や演技がリアルに感じたのは、俳優さんが役にどっぷり入り込んでたからなんですね。

スタッフ

監督堤幸彦
原作雫井脩介
脚本奥寺佐渡子
音楽山内達哉
主題歌森山直太朗「落日」

堤幸彦監督は映画「人魚の眠る家」や、ドラマ「TRICK」・「SPEC」などの監督もつとめています。

脚本の奥寺佐渡子氏は、映画「八日目の蝉」「おおかみこどもの雨と雪」の脚本も手がけました。

堤幸彦監督はこの作品について次のようにコメントしていました。

堤幸彦「どんなに父母が子どもたちを守っているつもりでも、子どもたちの心の底には届かない何かがある、ということを描いた作品。」

引用:CREAインタビュー2020年10月

【望み】感想

親にとってはとても怖くて恐ろしい物語だと思いました。

親の究極の心理を描いた原作の雫井脩介さんは凄いなと改めて思います。

ほとんどの子供に「反抗期」は来ます。

それは成長の証であり、自立の第一歩だとも言われています。

我が子なのに何を考えているかわからなくなってしまう時期。

でもそんな反抗期の我が子に対して、目を背けすぎてもいけないし、干渉しすぎてもいけない。

物語の石川家は今までも何か問題があったわけでもなく、反抗期のような我が子へ目を背けたわけでもなく、変わらぬ愛情を注いでいました。

そんな中起こった事件。

普通の家庭でも、こんな事件がそばに潜んでいるかもしれないという不安にかられます。

優しい子だと信じてきた息子が加害者かもしれない

でも加害者じゃなければ、すでに殺されているかもしれない

なんて過酷な究極の2択なんだろう。

物語の母は「加害者でもいいから生きていてほしい」と願います。

究極過ぎて「自分だったら」と置き換えるのは簡単ではありません。

でも最終的に私も「加害者でもいいから生きていてほしい」と願ってしまうんだろうと思います。

加害者だからって自分の息子を見放すなんてことはできないだろうから。

男の人は同じ親の立場でも、違った考えを持つのかと不思議な感覚になりました。

ラストをぜひ見届けてほしいです

そして息子・規士の想いを知ってほしいです。

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本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況はAmazonプライムビデオサイトにてご確認ください。

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