2021年に公開された永野芽郁さん主演の映画
「そして、バトンは渡された」
悪い人出てきません。
優しい人しか出てこない。
2度観たくなって、もう一度観返すと登場人物の表情にまた涙してしまいます。
【そして、バトンは渡された】あらすじ
血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった森宮優子は、わけあって料理上手な義理の父親、森宮さんと2人暮らし。
今は卒業式に向けピアノを猛特訓中。将来のこと、恋のこと、友達のこと、うまくいかないことばかり…。
一方、梨花は、何度も夫を替えながら自由奔放に生きている魔性の女。
泣き虫な娘のみぃたんに目いっぱい愛情を注いで暮らしているようだったが、ある日突然、愛娘を残して姿を消してしまった。
そして、優子の元に届いた一通の手紙をきっかけに、まったく別々の物語が引き寄せられるように交差していく。
「優子ちゃん、実はさ…。」森宮さんもまた優子に隠していた秘密があった。
父が隠していたことは? 梨花はなぜ消えたのか? 親たちがついた〈命をかけた嘘〉〈知ってはいけない秘密〉とは一体何なのか。
2つの家族がつながり、やがて紐解かれる《命をかけた嘘と秘密》。
物語がクライマックスを迎え、タイトルの本当の意味を知ったとき、極上の驚きと最大の感動がとめどなく押し寄せる─。
引用:「そして、バトンは渡された」公式HP
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【そして、バトンは渡された】予告編
【そして、バトンは渡された】おすすめ度
40代主婦の独断と偏見によるおすすめ度がコチラ↓
- 温かい涙★★★★★
- 親子とはを考える★★★★☆
- 優しい気持ちになれる★★★★☆
- リピートして観たい★★★★☆
こうなるんじゃないかなと後半から予想ができてしまい、ラストの展開が当たってしまいましたが、それでも泣けました。
物語とはいえ、ちょっと優しい人たちすぎるよねと言いたくもなりますが、こんな人たちが偶然集まったっていいじゃないと肯定したくなります。
いい人ばかりで嘘っぽいという評価もありますが、物語として楽しめればそれでいい。
観終わったあと気持ちが温かくなるなら、それでいい。
ラストを知ったあとに、もう一度観なおしたい作品でした。
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【そして、バトンは渡された】作品概要
原作は、2019年に本屋大賞を受賞した瀬尾まいこさんの小説「そして、バトンは渡された」です。
瀬尾まいこさんはこの小説について次のようにコメントしていました。
「出来上がった時に、きっとこんな気持ちが書きたかったんだと思うことができた、自分でも大好きな作品です。」
引用:文藝春秋BOOKS
キャスト
優子 | 永野芽郁 |
梨花 | 石原さとみ |
森宮さん | 田中圭 |
泉ヶ原さん | 市村正親 |
水戸さん | 大森南朋 |
早瀬くん | 岡田武史 |
みぃたん | 稲垣来泉 |
永野芽郁さんのお母さんが原作を読んでいて、「実写化するなら芽郁にやってほしい」と言われていたそうです。
この映画のキーともなるピアノは、永野芽郁さんも岡田武史さんもゼロからのレッスンを受けたそう。
2人は映画撮影終了後もピアノは続けているのだとか。
永野芽郁さんのたどたどしい演奏は、また一層物語に感動を与えていたと感じます。
スタッフ
監督 | 前田哲 |
原作 | 瀬尾まいこ |
脚本 | 橋本裕志 |
音楽 | 豊貴晴美 |
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の監督もつとめた前田監督。
前田監督は次のようにコメントしています。
「映画を見終わったあと、自分の身近にいる大切な人を見つめて、受け入れて、甘えさせる余裕を持ってもらえたら嬉しいです。」
引用:「そして、バトンは渡された」公式HP
【そして、バトンは渡された】感想・伝えたいこと
悪い人、出てきません。
本当に優しい人たちばかりの映画。
誰か本当は何かたくらんでるんじゃないのって疑っちゃうんだけど(特に梨花)、結局超絶いい人かいっていう。
まぁ梨花はちょっと奔放すぎだけど。
ちょっと展開がキレイすぎるかなって思ったけど、なんかこんな世界もあっていいかもって思えちゃったんですよね。
こんな人たちがいないとも言えないし、こんな風に優しい人たちに囲まれきた子がいてほしい。
そして前田監督の「大切な人に甘えさせる余裕をもってほしい」というメッセージは、作品を通して伝わってきた気がします。
正直、いろんな家庭を渡ってきた子供は、苦労してきたんだろうなという先入観があります。
ドラマなどでも、いろんな家庭でつまはじきにされた子供がよく描かれていたりしますよね。
でもこの映画では、血のつながらない子供に愛情を惜しみなく注いだ親たちが登場します。
展開がキレイすぎだけど、観終わった後に心が浄化された感。
この作品が伝えたい事とは、大切な誰かを想う気持ちはその誰かを幸福にする。
そんなことなんじゃないかなって思います。
誰かを大切に想う気持ちは、優しさ・愛情・笑顔を生み出します。
そんな気持ちがあふれている映画です。
切ないけれど、気持ちは温かい。
心の浄化に、一度観た人もぜひ。
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【そして、バトンは渡された】心に残ったシーンを下手なイラストで
背景も何もないから、どのシーンかわかりにくいですが。
映画後半で登場する、森宮さんのアップの号泣。
一緒に泣いちゃいました。
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