1995年の岩井俊二監督によるドラマ作品を、2017年にアニメ映画化した
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
映画のタイトルにしては長いし、変わったタイトルだなと公開当時感じていたのを覚えています。
特にラストシーンは、様々な解釈ができるため話題となりました。
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あらすじ
ざっくりとしたあらすじがコチラ↓
どこにでもいるような中学1年生の男の子、典道(のりみち)。
クラスメイトのなずなに想いを寄せる典道だが、想いは伝えられずにいる。
そんななずなも典道が好きだったが、母親の再婚に反発し逃げてしまいたいという悩みをかかえていた。
夏休みの登校日、なずなは海で綺麗なガラスの玉を拾うが、実はその玉はタイムリープできる不思議な玉だった。
その玉で典道はタイムリープをすることになるのだが、果たして2人の想いはどうなっていくのか・・
予告編
おすすめ度
40代主婦の独断と偏見によるおすすめ度がコチラです。
- 展開が気になる★★★☆☆
- 感動する★☆☆☆☆
- 懐かしい気持ちになる★★☆☆☆
- 画きれい★★★★☆
タイムリープものなので展開がどうなっていくのか、そして結末はどうなっていくのか気になりました。
中学生もの(もとは小学生もの)だったし、共感部分も少なかったので感動はあまりできなかったかな。
ただ花火のシーンはとてもキレイで、幻想的なシーンもすてきでした。
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作品概要
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は岩井俊二監督の作品で、1993年にドラマ放送されました。
そして2017年にアニメ映画化したのがこちらの作品です。
主題歌には米津玄師さん作詞作曲の「打上花火」。
キャスト
及川なずな | 広瀬すず |
島田典道 | 菅田将暉 |
安曇祐介 | 宮野真守 |
なずなの母 | 松たか子 |
主人公2人を人気俳優で固めています。
慣れている上手な声優さんと違って、素朴な感じの声に仕上がってるので、そこもまた中学生の初々しさを表現できているのかもしれません。
スタッフ
総監督 | 新房昭之 |
監督 | 武内宣之 |
原作 | 岩井俊二 |
脚本 | 大根仁 |
感想
40歳主婦には感情移入しにくい映画だったなという印象。
本作品は中学生ですが、ドラマでは小学生の設定でした。
心が揺さぶられることはなかったですが、どうなっていくのかなと気になって最後まで観てしまいました。
特に終わり方は観る人によって捉え方が変わってくるので、そういった点では考察が面白いかなと。
なずながちょっと色っぽすぎたのが印象的。
そんなに色っぽくする必要があったのか疑問は残ります。
あと、舞台が田舎なのに校舎や制服が私立っぽくて若干の違和感を感じてしまいました。
でも風景などの画は綺麗です。
ラストシーンの意味は?考察(ネタバレあり)
ラストシーンは、結局どうなったってこと?とネットなどで騒がれていました。
問題のラストシーンがコチラ。
二学期が始まり、学校で先生が出欠をとっています。
典道の名前が呼ばれますが、典道がいません。
・・典道の所在がわからずエンディング。
「えっどうなった?」
っていうのが観た直後の正直な感想。
ちょっと視聴者にゆだねすぎじゃないですかね。
このシーンについてはいろんな説が世間で飛び交いました。
それが主にコチラ↓
- 典道は死んでしまった。
- なずなと一緒に駆け落ちした。
- ただ休んでいるだけ。
典道は、もしも玉が破裂した時に死んでしまったという説もあったようです。
いやいや、これはちょっと考えにくいです。
亡くなっているのなら、学校で出欠をとるときに名前が呼ばれているはずがないですよね。
行方不明でも町は大騒ぎでしょうし。
なずなと一緒に駆け落ちしたという説も、通常通り出欠をとっている様子があるので違うと思います。
駆け落ちしてたら、まず家族が大騒ぎするし、学校にも何らかの形で知らされているはずですもんね。
ということなので、私は「ただ学校を休んでいるだけ」が有力かなと感じています。
なずながいなくなった後で、夏休み明けは学校に行く気分になれなかった。
といったところでしょうか。
うーん、でもあまり最後は視聴者にゆだねなくてもよかったのではと感じてしまったな。
ちょっとモヤッとしたまま終わったなぁというのが正直な感想です。
ラストシーン、人によって解釈が違うようなので、ぜひ考察してみてください。
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